口内射精（口内発射）とは、フェラチオなどオーラルセックスの一環として女性の口内へ男性器を挿入したまま射精したり、女性の口を開かせて口内に射精する行為。主にアダルトビデオなどの性風俗メディア、ファッションヘルスなどの性風俗産業において一般化している行為である。

性風俗産業での口内射精（口内発射）後は、客に見えないところでおしぼりなどに精液を吐き出して事後処理を行う。精液を吐き出されることに失望感を感じる男性も存在するために、性風俗のサービスの一つとして、客の目の前で客に出された精液を飲んでみせるものもある。その場合は客は口内射精料金を支払うこともある。またサービスを行う従業員が口内射精手当を得られる店舗も存在する。

口内射精（口内発射）は口淫の終了方法として古来より存在する、口内射精（口内発射）は性的パートナーの口内へ男性が射精する行為を言う隠語です。

口内射精（口内発射）の精液の通り道は尿道であるため精液そのものに衛生的、生理的嫌悪感を持つ女性もあり、かつ女性にとって多くの場合は快感を得られないので、一部のカップルや夫婦を除き一般の性行為ではあまり行われない。

飲んだ精液は胃に入るために必要以上に性行為感染症を畏れる必要は無いが、感染のリスクは存在する。また、異性愛者同士以外でも行なわれ、同性愛者の男性の性行為のうちのひとつともなっている。

■アダルトビデオでの口内射精（口内発射）
修正が行なわれるポルノ映画やアダルトビデオなどでより激しいエロティシズムの演出方法として顔面射精（俗称：顔射）等と並んで多用される傾向にある。

女性が舌を大きく突き出した状態で舌の上に射精する行為を俗に舌上射精と呼ぶ。普通に口内射精しても状況によっては舌の上にたまるため区別は曖昧である。アダルトビデオやSMプレイなどでは、舌の上の精液を一度確認してから飲ませるという嗜好が散見される。一般的には、相手が口を開け大きく舌を出し、男性がその舌に向けて射精する行為を言う。立位、座位は問わないが、舌を出していない場合は顔面射精（顔射）とみなされる。いずれにしても、相手が自分の劣情、具体的には精液を積極的に受け入れている、という征服感、満足感を男性にもたらし、性的興奮が高まる。

風俗店では口内射精と同じに見なされ、これをすると別料金をとられることがある。アダルトビデオ、裏本などの射精場面で見られるが、日本製よりも海外製の方が多く見られる。これは海外の方が通常の性行為以外に対する禁忌が強いためと思われる。なお、欧米では顔、口、舌という明確な区分は無く、すべて顔面行為（Facial）としてまとめられている。 女性が口に含んだ精液を口移しにより、射精した男性本人に飲ませることを俗に「ザーメンキス」と呼ぶ。

■口内射精（口内発射）と性的倒錯の関連
特定の宗教文化圏においては生殖を伴わない性行為は禁忌であった。そのためオーラルセックスによる射精はタブーを犯すものとして忌避されるとともに、好事家にとっては性的嗜好の対象にもなった。現在では一般化しているとはいえ、こうした行為に執着し本来の性行為を行なわない場合はパラフィリアに分類される